53歳からの副業再挑戦、5日目。
前日は、金木犀のデジタルペーパー制作中にCanva AIの利用上限に達し、ChatGPTで素材を作る方法へ切り替えた。予定外のトラブルもあったけれど、生成り背景のシームレスPNGとA4 PDFまでは完成させることができた。
今日は残りの背景色を仕上げて、次の作品にも進むつもりだ。少しずつCanvaの操作にも慣れてきて、制作スピードが上がってきた手応えもある。
ただ、この日は「作れるようになってきたからこその失敗」を経験することになった。
金木犀の4色が完成。PNGとA4 PDFで計8点に

まずは、昨日から制作していた金木犀のデジタルペーパーを仕上げた。
今回の柄は1種類。背景色を「生成り・ベージュ・セージグレー・ダークブラウン」の4パターンに展開した。同じ素材、同じ配置でも、背景色が違うだけで雰囲気はかなり変わる。
さらに、正方形のシームレスPNGだけでなく、印刷して紙として使えるA4 PDFも4色分用意した。
これでシームレスPNG4枚+A4 PDF4枚の計8点が揃った。
まだBOOTHに出品したわけではないけれど、初めて販売することを見据えた商品データが一通り完成。数日前までデジタルペーパーの作り方さえ分からなかった俺にとっては、大きな一つの前進だった。
制作に慣れてきたので、次は「すすき柄」に挑戦
金木犀が完成したところで、そのまま次の作品「すすき」に取りかかった。
素材の生成はChatGPTに任せ、Canvaで配置や加工を行う。昨日から使い始めた方法なら、Canva AIの利用上限を気にせず制作を進められる。
今回も秋らしさと和モダンな雰囲気を意識して、必要な素材を用意した。ただ、最初の構成ではすすきの素材が多く、全体が少し単調になりそうだった。
そこで、すすきばかりを並べるのではなく、素材ごとの役割を改めて整理することにした。
メインに使うのは、大きめのすすきと細めのすすき。 そこへ小さな秋の野花と和雲を加え、合計4種類の素材で柄を構成する。
こうすると、すすきが主役であることは変えずに、余白にも変化をつけられる。AIで作った素材をただ並べるのではなく、全体を見ながら組み合わせを考えながら、素材を配置していくことにも少しずつ慣れてきた。
背景4色とA4版まで、一気に作り進めた
すすき柄も、金木犀と同じように背景色を4パターン作成。
生成り、温かいベージュ、くすんだブルーグレー、ダークブラウン。暗い背景では満月を加えたデザインも試してみたが、月があると印象的になる一方で、使える場面は少し限られそうな感じがした。
そこで、基本となる商品は満月のない柄を中心に考えることにした。
作業は、元になるタイルの制作から、3×3の9枚に並べるシームレス確認、背景色の展開、A4版の作成という流れで進めた。
以前は一つひとつの操作で止まっていたのに、今日はかなりスムーズに進められた気がした。操作方法を覚えたことで、頭の中にあるイメージを形にするまでの時間も短くなってきた。
ところが、ここで思わぬ落とし穴が…
完成したと思ったら、シームレスのつなぎ目がズレていた

すすきのA4版まで作り終え、改めて完成画像を確認していたときのこと。
よく見ると、上下の端に分けて配置したメインのすすき素材が、微妙にズレていることに気づいた。
シームレス柄は、上下左右につなげても模様が自然に続いて見えるように作るものだ。ところが、元タイルの上下の対応位置が完全に合っていなかった可能性があり、そのズレが繰り返した柄にも残っていた。
問題は、気づいたときには背景4色もA4版も作り終えていたこと。
もし元タイルを修正するなら、そこから先の工程もやり直す必要がある。元の段階で気づいていれば小さな修正で済んだかもしれないのに、完成後の発見となると手戻りが大きい。
見た目が大きく崩れているわけではなかったが、この状態で販売用として採用していいのかは判断を保留した。場合によっては、最初の販売セットからすすきを外すことも考えた。
作業が早くなった分、確認がおろそかになっていた
今回の失敗で気づいたのは、Canvaを使えるようになることと、正確に商品を作れることは別だということだ。
最初の頃は操作方法が分からず、何度も確認しながら進めていた。でも、少し慣れてくると作業が早くなり、その分、途中の確認がおろそかになっていた。
特にシームレス柄では、上下左右の端に置いた素材の位置が正確につながっているかどうかが重要になる。
今回なら、元タイルを完成させた段階と、3×3に並べた直後の2回、拡大して確認すべきだった。
そこで今後は、元タイルを確認し、3×3でも問題がないことを確認してから、背景色の展開とA4版の制作に進むことにした。
手順としては当たり前のことかもしれない。でも、実際に失敗してみると、この確認を省いたときの負担がよく分かる。
一方で、細かなズレを気にするあまり、すべてを最初からやり直して疲れ切ってしまうのも避けたい。どこまで直す必要があるか、販売できる品質かどうかを見極めることも、これからの課題だと思った。
ほかの副業が気になった。でも、また同じことは繰り返したくない
この日は、制作とは別のところでも少し気持ちが揺らいだ。
Xで副業してる人や参考になりそうな人を探していると、AIを使ったアフィリエイトやブログ、物販、動画など、いろいろな稼ぎ方が目に入ってくる。中には大きな成果を出している人もいて、今の自分がやっているデジタルペーパー制作が地味に感じられた。売上がゼロという焦りみたいなものがあったのかもしれない。
「もっと効率よく稼げる方法があるんじゃないか」「今のやり方は遠回りなんじゃないか」と、少し目移りしそうになった。
でも、考えてみると過去にも同じことを繰り返してきた。
新しい手法を知ると気になって、教材を買ったり、別の方法に手を出したりする。その結果、どれも最後までやり切らずに終わってしまったことが何度もあった。というか、いつもそうだった…。
今回また同じことをしていたら、結局何も変わらない。
新しい副業を知ること自体は悪くないし、気になったものはメモしておけばいい。ただ、今はそこへ飛びつかず、まずデジタルペーパーをBOOTHで販売するところまでやり切ろうと改めて心に誓った。
まだ売上0。それでも、販売までやり切る
副業5日目が終わった時点で、金木犀は完成したものの、すすきには修正が必要かもしれない部分が残った。そして、まだ1円も売れていない。
毎日時間を使って制作していると、「この作業が本当に売上につながるのか」という不安も出てくる。
ただ、まだ販売すらしていない以上、売れるかどうかを判断することはできない。
今日のすすきの失敗は、作業に慣れたからといって確認を省いてはいけないことを教えてくれた。一方で、金木犀のデータを一通り完成させられたのも事実だ。
過去の俺なら、ここで別の副業が気になっていたかもしれない。でも今回は、結果が出る前に「向いていない」「稼げない」と決めつけて逃げることだけはしたくない。
まずは今作っているものを、実際に販売するところまでやり切る。
5日目は、制作の失敗と一緒に、その決意が改めて強まった一日だった。

