53歳からの副業再挑戦、3日目。
前日は、Canvaで初めてデジタルペーパーを1枚完成させた。まだ販売できる商品ではなかったけれど、実際に作ってみたことで、素材の大きさや配置など、改善したいところも見えてきた。
今日はその経験を活かして、試作2号に取りかかる。テーマは「銀杏(いちょう)」。引き続き「秋・大人・和モダン・上品」を意識しながら、今回は制作方法そのものを変えてみることにした。
今度はAIで素材を作ってみる
昨日は、主にCanvaの中にある既存素材を使って制作した。でも今日は、YouTubeで学んだ方法を参考に、Canva AIで必要な素材を作ってみることにした。
そこで使ったのが、ChatGPTのミリムとCanva AIの2つ。ミリムには素材のアイデアや生成用の指示文を相談し、その指示をもとにCanva AIで素材を生成する。
ただし、AIにデジタルペーパーの完成デザインまで任せるわけではない。
生成された候補から使う素材を選ぶのも、素材の大きさや角度を変えるのも、最終的に配置するのも俺自身。
AIに考える部分を助けてもらい、実際に作るのは自分。
前日までの経験から、今の俺にはこの役割分担が合っているように感じた。
なぜ!?銀杏の実を頼んだのに、どんぐりが出てきた

今回使いたかったのは、枝付きの銀杏、単体の葉、銀杏の実、細い秋の枝など。ところが、Canva AIは思ったほど簡単ではなかった。
銀杏の実が欲しいのに、どんぐりのようなものが出てくる。木の実を頼んだらベリーのようになったり、単体の素材が欲しいのに画像の端で葉や枝が切れていたりすることもあった。AIを使えば簡単に素材がそろうと思っていたけど、実際にはなかなか思いどおりにならない。
そこで、出てきた画像を見ながら、何が違うのか、どう指示を変えればよいのかをミリムと相談して修正していった。
その中で気づいたのが、最初から複数の素材を組み合わせて生成するより、単体素材を作った方が扱いやすいということだった。
例えば、銀杏の実が3個まとまった素材を何度も配置すると、同じ形の繰り返しが目立って不自然になる。それなら実を1個ずつ用意して、自分で複製したり、大きさや角度を変えたりした方が自由に配置できる。
AIで何度も別の画像を生成しなくても、Canvaの操作で調整できる部分は意外と多いことが分かってきた。
9枚並べて初めて分かった、柄の見え方
制作サイズも、昨日の2000×2000pxから3600×3600pxへ変更した。
BOOTHの商品を調べる中で3600×3600pxの商品が多く見つかったため、今後販売を目指すデジタルペーパーは、このサイズを基本に作成することにした。
今回は、上下左右につながるように素材を配置して元になる柄を作り、それを3×3の合計9枚に並べて確認した。
ここでも新しい発見があった。
元の柄を1枚だけ見ていると、余白が多くて少し寂しく感じる。でも、9枚並べてみると、全体としてはちょうどよいバランスに見えることがある。反対に、1枚では気にならなかった銀杏の実の配置も、繰り返すと規則性が目立ってしまう。
そこで、実を単体で作り直し、配置を修正した。
昨日は、完成させてからようやく改善点が見えてきた。今日は制作の途中でも、自分から気になる部分を見つけ、修正できる場面が増えていた。
まだ始めて3日目だけど、少しずつ「作る側の目」で見られるようになってきた気がする。
背景色を変えたら、同じ銀杏柄が別の表情になった

銀杏の柄ができたところで、次は背景色を変えて比較してみた。
まず作ったのは、生成り、温かいベージュ、セージグレーの3パターン。素材の配置は同じでも、背景色が違うだけで雰囲気はかなり変わる。
生成りはナチュラルで使いやすい印象。ベージュは秋らしい温かさがあり、セージグレーは少し落ち着いた和モダンの雰囲気になる。
さらに、ダーク系の背景も試してみた。暗い背景にすると銀杏の黄色が映え、明るい背景とはまた違う印象になった。そして制作途中、ダーク背景に満月をうっすら入れたらどうだろう、と思いついた。
ここで初めて使ってみたのが、Canva AIの画像編集機能。生成した画像に対して、輪郭をぼかしたり、光をほんのり広げたりする追加調整ができることを知った。満月は、柄を9枚並べた完成画像に1つだけ配置した。
こうして最終的に、銀杏の試作2号は4つのバリエーションになった。
この背景色の比較から、別のアイデアも浮かんできた。当初は10〜15種類の異なるデザインを作ることを考えていた。でも、5種類の柄をしっかり作り、それぞれ背景色を数パターン用意する方法もある。
さらに、デジタルで使う正方形のシームレスPNGと、印刷向けのA4版を組み合わせれば、用途の違うセットにもできそうだ。
もちろん、この時点ではまだ商品構成のアイデアにすぎない。それでも、デザインを何種類も増やすだけでなく、背景色や使い方を変えることで商品の魅力を広げられるかもしれないと考えた。
Canva Proでも、AIを好きなだけ使えるわけではなかった
一方で、この日は新しい問題も分かった。Canva Proを使っていても、AI機能には月間の利用上限があるということだ。
思いどおりの素材が出ず、何度も生成や修正を繰り返していたところ、月間AI利用量が90%に到達してしまった。まだプラン変更してから3日目なのに、もう90%。
Canva Proは通常は月額1180円らしいが、年払いにすると年額8300円。正直、なるべく低予算で副業を始めたかったが、ここは先行投資と思い有料プランにしたのに…
正直、「8000円も金払って、こんだけしかAI使えないのか!?」とイラッとしたが、ここは実はそんなに期待していなかった。有料にした一番の決めては、他サイトを使わなくてもCanva編集画面で、「背景透過」が簡単にできること。後は素材が無料版の2倍(360万以上)使えることだった。
だが、ここで気づいたのは、便利だからといって、何でもAIで生成し続けるわけにはいかないということ。
必要な素材を最初に整理し、一度作った素材は再利用する。サイズ変更や回転、複製など、自分でできる操作はCanvaで行う。
これからは、完成度だけでなく、AIの使用量も考えながら制作する必要がありそうだ。
試作2号が完成。昨日とは違う手応えがあった
この日は、昨日のようにCanvaの動作が重くなることもなく、制作そのものに集中できた。
銀杏の素材をAIで生成し、自分で選び、配置を調整しながらシームレス柄を作る。さらに背景色や満月の表現まで試し、4パターンを完成させた。まだBOOTHへ出品したわけではないし、売上も0円のままだ。
でも、昨日と比べて明らかに変わったことがある。
昨日は、まず1枚作り切ることで精いっぱいだった。今日は、AIが出してきた素材を見て「ここが違う」「こうした方が自然じゃないか」と、自分から判断する場面が増えていた。
AIは便利だけど、思ったとおりのものを一発で作ってくれるわけではない。出てきたものを自分で見て、選んで、直して、仕上げる。
3日目の俺には、その経験が大きかった。試作はまだ2号。次の作品でも、今回気づいたことを試してみたい。

