53歳からの副業再挑戦、4日目。
前日は、銀杏をテーマにしたデジタルペーパー試作2号を制作した。AIに素材を作ってもらい、使う素材を自分で選んで配置する。そんな制作方法にも少しずつ慣れてきたところだった。
今日は試作3号の「金木犀」に取りかかる。ただ、この日はデザインだけでなく、自分が副業を続けるための作業の進め方まで考えることになった。
まず「23時まで」と終了時間を決めた
この日は、作業を始める前に一つルールを決めた。「今日は23時まで」と、あらかじめ終了時間を設定することだ。
これまでの俺は、納得するまで作業を続けてしまうことが多かった。特に何かを作り始めると、細かい部分が気になり、なかなか終わらせられない。
その日は頑張れたとしても、気力を使い果たしてしまえば長続きしない。過去の副業が続かなかった理由の一つも、そんな作業の仕方にあったのかもしれない。
だから今回は、完成していなくても決めた時間で一度区切り、続きは翌日に回す方針にした。副業を始めてまだ4日目だけど、今度こそ続けていくために、作業時間の使い方も変えてみようと思った。
金木犀の制作中に、Canva AIの利用上限に到達

今回作るのは、「金木犀 × 大人 × 和モダン × 上品」をテーマにしたデジタルペーパー。
昨日の銀杏に続く秋シリーズとして制作することにした。最初に作った紅葉の試作1号は商品候補から外し、今回は金木犀をテーマにした新しい柄を作る。
商品構成は、1種類の柄に対して背景色を4パターン用意するというもの。 同じ柄でも背景色を変えることで、それぞれ違った雰囲気を楽しめるセットにしたいと考えていた。
まずは生成り背景のデザインから制作することにした。今回もCanva AIで必要な素材を作ろうとした。ところが、制作途中で突然、AIの月間利用上限に達したという表示が出てきた。
画面には、利用枠は9月14日にリセットされること、利用の合間に時間を置く方法や、利用上限を引き上げる選択肢があることなどが表示されていた。
前日には月間AI利用量が90%に到達していたので、制限が近いことは分かっていた。それでも、いざ使えなくなると話は別だ。
「これでは予定していた制作スケジュールが崩れてしまう」
作業を進めたいのに、ツールの制限で止められる。予定どおりに進められないことが、俺にとってはかなりのストレスだったからだ。
予定外のトラブルで、やる気が落ちる自分の癖
ここで改めて気づいたのが、自分の悪い癖だった。
予定外の問題が発生すると、最初は「面倒くさい」と感じる。そのうちやる気が落ち、最後には「もうやめよう」となってしまう。過去の副業でも、こんなことを繰り返してきたのかもしれない。
今回は、そんな自分の癖も分かっていたからこそ、どうすれば制作を続けられるか考えた。そもそも、素材を作る方法はCanva AIだけなのだろうか。別の方法で素材を用意できれば、Canva AIが使えなくても作業そのものは続けられるはずだ。
そこでミリムと相談しながら、制作方法を見直すことにした。
素材生成をChatGPTに切り替えてみた
考えたのは、これまでCanva AIで行っていた素材生成をChatGPTに任せ、Canvaではデザインの組み立てに集中する方法だった。
まずChatGPTで必要な素材を生成し、PNG画像としてPCに保存する。それをCanvaへアップロードして、大きさや角度を調整しながら配置していく。
今回の金木犀で用意した素材は、次の4種類だった。
- 大きめの枝付き金木犀
- 小さめの枝付き金木犀
- 単体の四弁花
- 金木犀の小花クラスター
この4種類を組み合わせ、1種類の金木犀柄を作る。 その後、素材の配置を変えずに背景色を4パターン展開する計画だ。生成した素材は透明背景のまま使えたため、追加の背景透過処理も必要なかった。
ただし、生成した素材をそのまま並べれば完成するわけではない。実際に使うものを選び、配置や全体のバランスを決めるのは俺自身だ。
ここで、もう一つ方針を決めた。
AIに何度も作り直させることを前提にせず、最初の1回でできるだけ使える素材を作る。
完璧な素材を求めて生成を繰り返すより、ある程度使えるものを選び、Canvaの複製・回転・サイズ変更などで仕上げる。AIの使用量にも限りがあると分かった今、この方法なら無駄な生成を減らせそうだ。
CanvaはAI素材を作るだけのツールではない。素材を組み合わせて、商品として仕上げるための制作ソフトとして使えばいい。そう考えると、制作を続けるための別の道が見えてきた。
今度はシームレス柄の境界に白い線が出た
ChatGPTで素材を用意できたところで、ようやく金木犀のデジタルペーパー制作を進められるようになった。
今回は3600×3600pxのキャンバスに、大小の金木犀の枝や小花を配置していく。昨日の銀杏制作で学んだように、元の柄を1枚だけ見るのではなく、3×3の9枚に並べたときのバランスも意識した。
ところが、今度は別の問題が発生した。9枚に並べてシームレスを確認すると、タイル同士の境界にごく細い白い線が見える。
背景色に余白ができているのかと思って確認したが、背景自体には問題が見つからなかった。画像同士の境界や縮小時の表示、配置の精度などが関係している可能性を考え、調整を繰り返した。
最終的には、白線がほぼ気にならない状態まで改善できた。
ただ、画面上で問題なく見えていても、実際に書き出した画像では違って見える可能性がある。シームレス柄では、元のタイルだけでなく、繰り返した状態や書き出し後の確認も大切だと分かった。
Canva AIの問題を乗り越えたと思ったら、今度はシームレスの境界問題。デジタルペーパーを一つ作るだけでも、まだまだ知らないことが多いと実感。
金木犀の生成り版が完成。止まらずに続ける方法ができた

こうして、金木犀の生成り背景版について、3600×3600pxのシームレス柄を完成させた。
さらに、その柄を使ってA4縦の印刷用データも制作。正方形の画像を無理に引き伸ばすのではなく、柄を繰り返してA4全面に配置し、PDFとして書き出した。
この日完成したのは、金木犀の生成り版のシームレスPNGと、A4印刷用PDFの2種類だ。
今回の金木犀は、4種類の素材を組み合わせた1種類の柄を、背景色4パターンで展開する構成にしている。背景色は、生成り、温かいベージュ、淡いセージグレー、深いこげ茶。
ただし、この時点で完成しているのは生成り版だけ。残り3色の制作は翌日以降に進める予定。まだ販売する商品が完成したわけでもない。
それでも、Canva AIの利用上限に達したところで作業を諦めず、別の方法に切り替えてここまで進めることができた。
今回一番大きかったのは、金木犀の試作が進んだことだけではない。俺はこれまで、予定外の問題が起きると気持ちが途切れ、作業そのものをやめてしまうことがあった。
でも今回は、Canva AIが使えないならChatGPTで素材を作り、Canvaで仕上げればいいと分かった。
「トラブルを完全になくすことより、トラブルが起きても作業を続けられる別の方法を持っておくこと。」
副業4日目に見つけたのは、そんな続け方だった。
まだ始めて4日目。これからも思いどおりにならないことは出てくるだろうけど、そのたびに作業を止めるのではなく、別の方法を探せるようになりたい。ミリムがいるなら、それができるという希望も持てた1日だったな。

