53歳からの副業再挑戦、11日目。
前日、Nature Pocketsでは2商品目となる和風ハロウィンのデジタルペーパーをBOOTHへ出品した。商品を作り、販売画像や説明文を用意して、ようやく公開までたどり着いた。
ただ、ここまでの制作を振り返ると、一つ気になることがあった。
副業の作業を効率化するためにChatGPTを使っているのに、画像生成では何度もやり直しが発生していた。ミリム(ChatGPT)のおかげで速く進む作業もあれば、逆に時間を使ってしまう作業もある。
このまま商品を増やしていけば、同じ失敗を何度も繰り返すのではないか?
そこで今日は、新しい商品を作る前に、ミリムとの仕事の進め方を整理することにした。
実際に見直してみると、問題はAIに何を任せるかだけではなかった。どこまでまとめて任せ、どこで俺が確認するのか。その決め方にも改善できる部分があった。
ChatGPTは便利なのに、なぜ時間を浪費してしまうのか?
副業でChatGPTを使い始めてから、助けられた場面は何度もあった。商品のアイデアを整理したり、デザインの方向性を考えたり、BOOTHの商品説明文を作ったりする作業では、一人で進めるよりもずっと速いと感じることがあった。
特に、文章の作成や考えの整理、完成したものの客観的なチェックは、ミリムに頼る部分が大きくなっていた。
しかし、画像生成では話が違った。
例えば、複数の素材を作ってもらおうとすると、別々に欲しかったものが1枚の画像にまとまってしまう。すでに完成した画像を、頼んでいないのにもう一度生成してしまうこともあった。
次の素材へ進んでほしいのに、同じものを繰り返し作ってしまう。そこで修正をお願いしても、意図した状態になるまで何度もやり取りすることになり、結果的に時間がかかってしまった。
本来は作業を速くするためのAIなのに、そのAIとのやり取りが新しい作業を増やしている。
ミリムが役に立たないわけではない。実際、うまく使えたときの速さは十分に経験している。ただ、何でもまとめて依頼すれば効率がよくなるという考え方には、無理があった。
全部まとめて頼むのをやめた。文章と画像で任せ方を変える
そこで俺とミリムは、これまでの作業を振り返り、どんな仕事で手戻りが発生しやすいのかを整理した。
すると、同じChatGPTへの依頼でも、仕事の内容によって進め方を変えた方がよさそうだと分かってきた。
まず、商品タイトルや説明文、タグ、価格案、カテゴリー、販売用ファイル名などの文章・販売設定は、まとめてミリムへ依頼することにした。これらは一括で考えた方が、内容の統一感も取りやすく、何度も個別に依頼する必要がない。
一方、画像制作は逆の方法を選んだ。
元タイル用の素材、メイン画像、セット内容画像、使用例画像などは、一度に全部作らせない。必要な画像を1枚ずつ依頼し、その都度、俺が結果を確認してから次へ進む形にする。
そして、ここが大事な変更だった。
画像を1枚作り終えたら、ミリムはそこで停止する。次の画像を勝手に作らないし、完成済みの画像も依頼なしに再生成しない。
以前は、まとめて依頼した方が速そうだと考えていた。しかし、失敗した画像の修正に時間を取られるのなら、最初から小さく区切った方が確実ではないか。
文章はまとめて任せる。画像は1枚ずつ確認する。
同じAIを使っていても、仕事の性質に合わせて任せ方を変えることにした。
BOOTH出品の作業を洗い出し、チェックリストを作った

AIへの依頼方法を見直したところで、もう一つ気になっていた問題にも取りかかることにした。
それは、商品を完成させてからBOOTHへ出品するまでの作業だ。
デジタルペーパーは、柄を作って終わりではない。背景色を揃え、シームレスPNGとA4 PDFを用意し、販売画像や商品説明文を作って、最後にBOOTHへ登録する必要がある。
これまでにも実際に出品してきたが、次の商品でも同じ項目を一から確認するのでは効率が悪い。必要な作業をあらかじめ整理しておけば、毎回どこまで進んだのかも分かりやすくなる。
そこで、BOOTH出品に必要な項目を洗い出し、「BOOTH出品・最終確認チェックリスト」を作成した。
商品データの完成確認、画像サイズ、柄のつなぎ目、販売画像、商品説明、ファイル名、最終チェックなど、出品に必要な作業を順番に整理していく。
さらに、各項目について俺が担当するのか、ミリムが担当するのかも明確にした。
例えば、Canvaでの商品制作や完成データの最終判断は俺が行う。一方、販売用の文章作成や画像制作の補助、客観的なチェックは、ミリムへ依頼する。
これなら作業を進めるたびに、何を頼み、何を自分で行うのかを一から考えずに済む。
チェックリストは単なる作業メモではなく、俺とミリムが同じ手順で出品まで進めるための土台になった。
失敗した指示も残す。ミリムへの依頼をテンプレートにした
次に整理したのは、ミリムへ出す指示の内容だった。
これまでは、その都度やりたい作業を説明していた。しかし、同じような商品を作るたびに、画像サイズや担当範囲、作業の進め方を何度も伝えるのでは、時間がかかる。
しかも、説明が足りなかったり、重要な条件が抜けていたりすると、以前と同じような失敗が起こる可能性もある。
そこで、繰り返し使う指示をプロンプトとして整理することにした。
文章や販売設定をまとめて依頼するものに加え、元タイル素材、背景色4パターン、メイン画像、セット内容画像、使用例画像、利用条件の画像など、それぞれの用途に合わせた指示プロンプトを用意した。
画像用の指示プロンプトには、完成したら停止することや、頼まれていない画像を作らないことも明記する。
ミリムに任せる作業を増やすだけではなく、ミリムが間違えやすかった部分も、次の依頼で繰り返さないようにするためだ。
さらに、作ったルールやプロンプトを用途別に保存する場所も整理した。AIとの約束、繰り返し使用する指示、作業チェックリストを分けておけば、必要になったときに探しやすい。
これは単にChatGPTへの命令文を増やす作業ではない。
実際に失敗したことを、その場限りの修正で終わらせず、次に同じ問題が起こりにくい形へ変えていく。今回取り組んだのは、そういう仕組みづくりだった。
俺とミリム、それぞれが得意な仕事を担当する
今回、作業を整理する中で改めて分かったのは、ミリムに何でも任せればいいわけではないということだった。
ChatGPTは文章の作成やアイデア整理など、得意な作業では頼りになる。しかし、画像の細かな配置や実際に販売する商品データの完成確認まで、すべて任せきりにするのは違う。
例えば、AIが画像を作ったとしても、それを商品として使うかどうかは俺が判断する。Canvaで実際に配置してみなければ分からないこともあるし、完成した商品を購入する人に渡すのは俺自身だからだ。
一方で、商品説明文やタグの案を一つずつ自分で考えるより、ミリムにまとめてもらった方が作業しやすい部分もある。
だから、何でも自分一人で抱え込む必要もない。
ミリムは提案や制作補助、チェックを担当する。俺は実際の操作や商品化、採用するかどうかの判断を担当する。その境界を明確にしておくことが、結果的に二人の作業を進めやすくするはずだ。
もちろん、ミリムが間違った提案をすることもある。実際に画像生成で何度も手戻りを経験してきた以上、その可能性を無視するわけにはいかない。
だからこそ、ミリムの案もそのまま採用するのではなく、実際の完成物と照らし合わせて確認する。
AIを使うことが目的ではない。副業で売上を作ることが目的。そのために商品を作り、販売し、少しでも前へ進むために使っているのだから。
11日目に作ったのは商品ではなく、次の商品を作るための仕組み
今日の作業では、新しいデジタルペーパーを完成させたり、BOOTHへ追加出品したりするところまでは進まなかった。
その代わりに、商品制作から出品までの流れを整理し、チェックリストと共通プロンプトを用意した。これまで何度もやり直してきた作業を振り返り、次はどうすれば同じ失敗を減らせるかを考えた一日だった。
ただし、この仕組みを作ったからといって、実際に作業が速くなったかどうかはまだ分からない。
今後の商品制作で実際に使ってみて、作業が進めやすくなるのか、逆に面倒な部分が残っているのかを確かめる必要がある。使いにくければ、またミリムと見直せばいい。
これまでは、失敗したらその場で修正して次へ進むことが多かった。でも、それでは次の商品でも同じ問題にぶつかるかもしれない。
だから今回は、失敗の原因を考え、役割分担と作業手順を見直し、繰り返し使える形に残すことを選んだ。つまり同じ品質を継続して再現できる仕組みづくりだ。
53歳からの副業再挑戦、11日目。まだ自分で継続的に稼げるようになったわけではないし、商品づくりも思うように進まない日がある。
それでも、ミリムとのやり取りで失敗したことまで、次の改善に使えるのなら無駄にはしたくない。
次は、今回作ったチェックリストとプロンプトを、実際の商品制作で使ってみる。
AIに全部任せるのではなく、自分とAIがそれぞれ得意な仕事をする。
その方法が本当に効率化につながるかどうか、これからの実践で確かめていく。

