BOOTHで12商品出しても売上0。制作を止め、集客を数字で見直した【副業42日目】

副業42日目 売上0。作るより、売るための検証へ 集客・販売検証記

53歳からの副業再挑戦、42日目。

BOOTHのショップ「Nature Pockets」には、これまでに作ったデジタルペーパーが12商品並んでいる。でも、売上はまだ0件だった。

商品を作って出品しても、購入にはつながらない。もちろん、そう簡単に売れるとは思っていなかった。でも、そもそも誰にも見られていないのではないか、という感覚が強くなっていた。

この日は、そんな状況を変えるために、これまで続けてきた商品制作の優先順位を大きく見直すことになった。

売れない理由を調べたら、最初の調査に間違いがあった

それまで俺は、デジタルペーパーの制作を進めながら、次の商品としてデジタルステッカーにも着手していた。前日にはGoodnotesでステッカーの動作確認を行い、書き出し設定のミスを修正したところだった。

本来なら、次のSHEET 2制作にも進みたいところ。でも、すでに12商品を出して売上0という現実もある。正直、「このままではまずいのでは…」という焦りが急に襲ってきた。

そこでChatGPTのミリムと進めていたのが、Deep Researchを使った認知獲得・販売経路の調査だった。国内外の販売サイトや検索エンジン、Pinterest、SNSなど、商品を知ってもらう方法を広く洗い出していた。

ところが、先行する調査には大きな誤認があった。

BOOTHショップが非公開になっているから売れない、という判断だ。

実際に自分で確認すると、ショップは公開されているし、デジタルペーパー12商品もすべて公開中。調査で示された原因は、事実と違っていた。

このまま誤った前提で対策を考えていたら、見直す必要のない部分に時間を使っていたかもしれない。AIの調査結果でも、自分で確認できる事実は確認する必要があると改めて分かった。

調査を補完し、売るための選択肢を整理した

最初の調査結果をそのまま採用するのではなく、誤認を訂正し、補完Deep Research②の内容も踏まえて販売・集客の経路を整理し直した。

候補には、BOOTH以外の販売サイト、Google検索や画像検索、Pinterest、動画・SNS、コミュニティ、ほかの発信者に紹介してもらう方法など、さまざまなものがあった。

ここで決めたのは、売れそうに見えないという理由だけで、まだ試していない方法を切り捨てないことだった。

実績が少ない方法でも、Nature Pockets(BOOTH出店中のショップ)で試したらどうなるかは分からない。一方で、サービスの規約や決済条件などによって、今は実行できない方法もある。

だから「今すぐ試すもの」「条件が整ったら試すもの」を分け、実際の結果を見ながら判断していくことにした。

こうして、認知獲得から最初の1件の販売を目指す計画をマスタープランとしてまとめた。

30日間、新商品制作を原則止めると決めた

今回のマスタープランで、最優先目標を一つに絞った。

Nature Pocketsで、最低1件の自力販売を発生させること。

まずは30日間、既存商品の認知獲得と販売検証に集中する。その間は、新しいデジタルペーパーやデジタルステッカーの続き、業種別Canvaテンプレートの制作を原則として一時停止する方針にした。

もちろん、商品を知ってもらうためのPinterest画像や販促素材など、販売活動に直接必要な制作は続ける。

これまでの俺は、商品を作ることを中心に動いてきた。でも、作ることと売れることは別問題だ。

今ある12商品が、どこで人の目に触れ、どこまで興味を持たれ、なぜ購入につながっていないのか。そこを調べずに商品だけ増やしても、同じ問題が残るかもしれない。

そこで、売れるまでの流れを「表示 → 興味 → クリック → 商品ページ閲覧 → 購入」に分けて、数字を確認していくことにした。

GA4を調べたら、「誰にも見られていない」が揺らいだ

方針を決めたあと、さっそくGoogleアナリティクス(GA4)のデータを確認した。

調べたのは10月1日から14日までのアクセス状況。最初に気になったのは、自分がショップを確認したアクセスも混ざっている可能性があることだった。

そこで、普段自分が使う閲覧環境と、それ以外のアクセスを参考比較してみた。

すると、条件を絞ったデータでも約33セッションがあり、そのうち約29セッションはショップのトップページではなく、商品ページから始まっていた。

もちろん、この数字だけで全員が自分以外の購入見込み客だとは言えない。自分のアクセスを完全に除外できたわけではないからだ。

ただ、複数の商品ページにアクセスがあり、地域や閲覧日も分散していた。中には、ある程度の時間閲覧されているページもあった。

これまで俺は、商品がまったく見られていないのではないかと思っていた。でも実際には、自分以外と思われる閲覧がすでに発生している可能性が見えてきた。

これは少し手応えのある発見だった。

同時に、もし商品ページまで来てくれている人がいるのなら、問題は単に露出不足だけではないかもしれない。売上0の理由を、もう少し細かく調べる必要があると感じた。

Pinterestでは19クリック。でも、その先は0だった

次に確認したのがPinterestのアクセス解析だ。

10月1日から14日までの最終保存データでは、インプレッションが170、Pinクリックが19、アウトバウンドクリックが0だった。

ここで初めて、同じ「クリック」でも意味が違うことを意識した。

PinクリックはPinterestの中で画像を詳しく見てもらった回数。一方、アウトバウンドクリックはPinterestから外部サイトへ進むためのクリックを指す。

つまり、Pinterest内では反応があったのに、Pinterestが計測した外部サイトへのクリックは0だった。

これは、今までの「誰にも見られていない」という考え方とは違う。Pinには興味を持たれていても、商品ページへ進んでもらう部分に問題があるのかもしれない。

そこで、実際にクリックされていたPinを開き、リンク先も確認した。

「サイトにアクセス」のボタンは表示され、リンク先もBOOTHの個別商品ページに設定されていた。少なくとも、リンクを付け忘れていたわけではなかった。

一方で、説明文には販売中であることが書かれていても、商品ページへ移動する理由や、移動先で何が確認できるのかは十分に伝わっていない可能性がある。

次に試すべき改善箇所が、一つ見えてきた。

ただし、GA4側にはPinterest由来のセッションも記録されており、Pinterestのアウトバウンドクリック0との違いは残っている。計測方法や判定条件が異なるため、この時点で原因は断定しないことにした。

売上0という結果だけでは、原因は分からない

ここまで調べても、まだ商品は1件も売れていない。売れない原因が、すべて分かったわけでもない。

それでも、この日の最初と最後では、俺の考えは変わっていた。

最初は、商品そのものが誰にも見られていないのではないかと考えていた。でも、GA4には商品ページへの閲覧があり、PinterestにもPinを開いてもらった反応があった。

ならば、ただ新商品を増やすだけでなく、今ある商品が購入されるまでの流れを改善していく必要がある。

次は、すでに反応があるPinをそのまま残し、商品ページへの誘導を変えた別のPinを作って比較する。その方針を決めたところで、この日の検証は一区切りとなった。

もちろん、まだ結果は分からない。実際に比較してみなければ、改善につながるかどうかも判断できない。

でも、売上0という一つの数字だけを見ていたときより、次に調べる場所は具体的になった。

副業42日目は、新しい商品を作るのではなく、今ある商品をどう売るかに向き合い始めた日だった。

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